『南部小絵馬師 佐藤嘉信さんの紹介』
牧場敷地内にある登録有形文化財の南部曲屋育成厩舎の改修工事にあたりかつて馬が暮らしていた部屋の面影を残すために欄間に絵馬を飾りました。(現:曲がり屋 金子)
佐藤さん:絵馬は神に願い事をする際の供え物として、七世紀の中頃より始まり後に一般大衆まで幅広く奉納されるようになりました。馬の図柄の絵馬は、ここ青森で馬産地である南部地方を中心に、室町時代から明治時代にかけて数多く奉納されました。中でも、江戸中期の頃の小絵馬は馬に対する優しさ、上品さ優雅さに於いて全国にも類を見ない素晴らしいものだと思って居ります。
その絵馬の素朴な芸術性に魅せられ、絵馬と馬をモチーフに自分なりの絵を三十数年描いて参りました。一枚、一枚、心をこめて描いて居ります。 ご高覧、ご批評頂ければ幸いです。
絵馬工房 佐藤 嘉信